O市のとあるワンルームマンションの一室から異臭がの連絡を受け


マンションオーナーさんと一緒に現場に行くと

なんと、男性がバスルームで孤独死されていました


現場は血液や体液で汚れ、蛆虫も大量発生

そして、何とも言えない異臭

今回のような孤独死による部屋内の汚れや臭いは、
火災保険で対応できるのか


正直、直感的には火災保険ではダメだろうと感じました

しかし、保険会社に確認を取ってみると、
なんと、特約で『不測かつ突発的な事故(破損、汚損など)』が付帯されていれば、
対応可能だというではありませんか

また、孤独死された入居者さんが加入されている火災保険で、
『借家人賠償』という特約が付帯されていれば、
これまた、入居者さんの火災保険でも対応が可能とのこと

ただ、今回のケースでは、
オーナーさんのご加入されているのが、
AIU保険会社の『ホームライフ総合保険』

入居者さんがご加入されていたのが、
損保ジャパンの『ルームジャパン』

AIU保険会社では、今回のような孤独死による、
室内の汚れは、オーナーさん側であれば『不測かつ突発的な事故』、
入居者さん側であれば、『借家人賠償』で保険対応が可能だという判断ですが、
損保ジャパンに確認したところ、
オーナー側も入居者側の火災保険も両方保険対応ができないという回答でした

実は、今回のオーナーさんは、以前、入居者さんの火災保険も
AIU保険でわたくしからご加入いただいていただいていたのですが、
お知り合いの損保ジャパンの方からAIUよりも安い保険料で提案を受けて、
損保ジャパンの『ルームジャパン』に契約を変更されたところだったのです

オーナーさんとしては建物にAIUでしっかりと保険に加入していたので、
とりあえず保険対応はできるので良かったのですが、
『安い保険にはそれなりに安い理由があるんだなぁー

』と、
ポツリとおっしゃっておられたのが印象的です

さて、それでは実際の保険金支払いに関してですが、
基本的に、現状回復というのが原則ですから、
血液や体液で汚れた室内を綺麗にする費用が保険で出ることになります

しかし、実際にはなかなか洗浄では綺麗にならず、
また、なかなかそういった事故のあった部分を、
そのまま使用することには抵抗があるので、
すべて取り替えて一新したいというのが、
オーナーさんの心情でしょう

そこで、実際にダスキンさんなど清掃のプロに依頼して、
洗浄・脱臭をしていただきました。
が、しかし汚れも臭いも残ってしまいます

そのため、保険会社に相談して、
ユニットバス、フローリング、クロスのリフォームを打診し、
室内のクリーニングをいろいろと施したが、
現状まで回復できないので、総リフォームを認めていただきました

・ユニットバス交換 約700,000円
・フローリング交換 約80,000円
・クロス交換 約80,000円
・諸経費 約80,000円
合計 約940,000円(免責10,000円あり)
通常は、総リフォームまでの保険金は認められないケースが多いようで、
今回、最初は何とか洗浄しようとお客様が努力されたことが、
良かったのだと思います

最終的にお客様には大変喜んでいただきました

追伸 一緒に現場に行った時に、家賃保証の会社の担当者も来られてました

その方曰く、月に何件かは孤独死がありますとのこと

高齢化、核家族化、などなど、現代社会の問題に直面した感じでした